世界にひとつのキラキラ

アイドルについていろんなことを喋るブログです

溢れだす熱

「Super sexy ……とんでもねぇ……」が初見の感想でした。

まずそこまでの流れを説明します(自分の生活の話なのでとばしてください)。

昨日職場で通知見て「早く帰りてぇ!!!!!!!」と思いつつ、やることいっぱいあったのでどうにか終わらせて帰宅。

今はまってるゲームの推しの夢女になる決意をしていたので(説明省きます)、
スーパーできちんとした生活を送るための食料を買いそろえ、運動をしてメイク落としてお風呂にはいってスープつくって食べた。

推しに誇れる人間であれ……と常々自分に言い聞かせてはいるけど、なかなかそううまくも出来なかったりするので、
そういうフェーズの時は素直に色々やったほうがいい。

早くSuper sexyになりてぇ……と思いつつご飯食べて、今日の仕事のために必要だった本を読み、もうとにかくすべてを整えてから見ました。
そしてマジですべてを整えたあとに見てよかった……と思う映像で、とんでもなくSuper sexyでした。

すごく丁寧に書きたい自分と、「いやとにかくSuper sexyなんだって!!!!!」と語彙力0のオタクがせめぎあって仕方ないんですが、
これは自担が考えた装置……ということでオタクも頑張りたいと思います。

スノインザボックスについては勿論前もって知ってはいたのですが、
写真で見た限りだと「割としっかりめの、頑丈そうな箱」という印象でした。
でも映像で見ると、作り自体は変わらないはずなのにすごく繊細なガラスケースに感じました。

私はSuper sexyがアルバム曲のなかでもかなり好きな曲なのですが、
水中で出来た大小様々な泡が上に向かって浮き上がるようなプワ……としたあの音に、繊細なメロディも相まって、
そこには確かに「誰かが大切に集めた宝物たち」=「スノマニ」がありました。

箱のなかで歌い踊るSnow Manのメンバーたち。
そしてそのメンバーの後ろ姿や横顔も、鏡のように少し反射して見えるのがすごくて……。

歌うパートによってそのパートのメンバーが一番よく見えるように照明の差をつけるの、
スポットライトをそれぞれ個人にやるのだとしつこくなりそうなのに、
ガラスケースごと変わることでその瞬間の主役をガッと引き立たせつつ、絵としても綺麗ですごく演出がうまいな……と感じました。

D.D.のMVで皆が箱にはいっていたのも少し思い出したりして、あそこからも着想を得ていたのか?と考えたりはしつつ……。

そして、私がSuper sexyのなかでも特に好きな「君を攻略するシナリオ」ゾーン。

ここの「手に入れられなくて」で雨のように水が上から滴ってくるの、あまりにも美しすぎて「阿部亮平」って人間の表したかった美をものすごく尊敬しました…………。
ゾワッと鳥肌が立つほど、あのときの照くんはじめ、カメラに映っていくメンバーが、映像が美しかった。
勿論カメラマンさん、衣装さん、照明さん、メイクさん、スタッフさんたちの沢山の力やSnow Manのメンバーそれぞれの見せ方も美しいというのはあるんですけど、
阿部くんの頭のなかにこんなに美しい光景を実現させたいという気持ちがあるのか……ということに私はうちひしがれるような気持ちになりました。
もうどうしようもできないよこんなの、とため息をつく感じ。笑っちゃうほどかっこよくて好きでした。

Super sexy、ボックスが赤く染められてもいやらしくないの本当にすごいと思うんですよね……。
なんか、演出がいやらしくないのってすごく大事だなと思うんです。
「そういう魅せ方ね」と思わない、まっすぐに心に響く美しさとか魅せ方があって、
きちんと曲の理解をして、それをとても丁寧に織られて見せられたような感じがしました。

そして最後ボックスは上にあがっていって、生身の集めた宝物たち(Snow Man)があらわれてくる。
私は殆ど当時ライブの情報を見ていなくて、箱にはいってることしか知らなかったので「出るんだ?!」となったのですが、
いや出て正解……と踊り出した皆をみて思いました。

人形のように箱に飾られて美しく佇んでいたり、せつなげな顔をしていた男たちはガラスケースのなかにいるから冷えているように見えたのに、
箱の外に出て人間の「熱」を出してくる感じ、その温度の出し方が美しすぎるでしょ……。

ガラスケースもそのままただ上がっていくのではなく、煌びやかな映像を流しながら舞台装置としてきちんと役目を全うして姿を消していくのも、全部が舞台なんだな……と思いました。
いやそうなんだけど、それぞれにきちんと役目を持たせているの、めちゃめちゃすごいなと思って……。

そのままケースを開けて外に出ることだって出来るのに、上からケースを取り除くというか、
丁寧に、傷をつけないように濡らさないようにケースを繊細な指使いで持ち上げるみたいな、そういう見えかたが出来る演出。

どこまで阿部くんがやったのかがかなり曖昧になってしまっているのですが、
曲の演出まるごととにかく好きでした。

ガラスケースを滑り落ちる水越しのSnow Manさんたちの動き、表情も憂いがあって美しかった……。それぞれの表現の仕方もほんとに……いいね……。あとやっぱり指先の使い方がみんな美しいな。
その憂いからの、どうしようもない、手離せない「君に対する熱」の見えかたなんですよねきっと私がたまらなかったのは……。

ほんとに皆をガラスケースに入れてくれて、水を滴らせてくれてありがとう阿部くん。

阿部くんが学んできたことがこんなにも美しいものに変わるんだってことを見られてファンは大変幸せです。
こんなのずっと好きでいてしまう、と思った映像の感想でした。